小説 サイバーパンク3001 -路地裏のダンサー

おまけページ サイバーパンク3001の世界に残された疑問


ここのオマケは完全ネタバレになります。一度全て読んだ方向けです

サイバーパンク3001の世界に残された疑問

様々な人物の思惑や事情が交錯する小説内では、明かされていない偶然と思惑が絡み合っています。

読んだだけでは、わからない謎の行動等を上げていきます。

◆なぜカーラは劇場の祭典初日にゲートの検問に呼ばれたのか。

この物語は、カーラとマシーナが偶然ビルの路地裏で出会います。それは偶然ではありませんでした。

もし偶然ではないなら、カーラを警備ゲートへ呼びたかった事になります。Q層から逃げるようにR層へ移住したカーラを知る者はほとんどいません、つまりカーラを知るのはほぼセキュリティ達になります

その中にカーラをゲートに呼んだ存在がいます。

◆ゲートを爆破したのは誰か

ゲート爆破が時限爆弾であるなら既にマンマの劇場にマシーナがいた事を知っている事になります

それならわざわざ爆破せずとも ずっと以前から劇場のマシーナ誘拐できたという事です。

それが出来なかった為、緊急で爆破する必要がありました、無線を使えるようにするためです。

一人ゲートに呼ばれたものが居ましたね。


◆ゲートに向っていた逃走車とは

スワップする場合一番困るのはオリジナルの死体の処理です。祭典の日、命からがらヘラの元へ向かった人間が居ました。カインは彼の行動が手に取るように分かったようです。結果、残念ながら彼は研究所にたどり着きヘラに会う事はできませんでした。

◆なぜ08はテオが復讐前にカーラの銃撃が誤射である事に気が付いたのか。

08はヘラの元夫でまだヘラを愛しています。彼女を攻撃したカーラを調べるのは当然の行動でした。

そこで巧みに加工された映像に気が付いたのです。 世間一般に出回っている映像はカーラがアンドロイドという表示で射撃したことになっていますが、カーラは最初ヒューマンだったという表示を一人で心に隠すシーンがあります。最初から表示がアンドロイドだったという映像に変えれる者がいた事になります。またカインも最初アンドロイドの表示が出来なかった失敗を告白しています。

◆カーラの夫は何者なのか

残念ながら娘とのドライブ中に亡くなった夫のフレッドですが、カーラとはあまり会話をしないようです。ですが娘のケイトには年に一度は会いに来れるようです。作中でテオに本職と言われ、尾行や銃の携帯などしているので警察の関係者の様です。ただ年に一度しか会いに来れないほど彼は忙しい立場であり、

ニュースでもその存在は一切取り上げられず、伏せられました。 年齢50代近く、カーラの一回りは、年上の様です。ただ一つ、フレッド死亡したことについてカーラは全くと言っていいほど彼の存在について触れてません。 この辺りは改めて語ることがあるかもしれません。

◆なぜ献体にケイトが選ばれたのか

ヘラとマシーナの臓器移植には可能な限り近親者が良いとされます。カーラは全くの他人のはずですが

テオの復讐としてカーラが選ばれました。ですが結果は娘のケイトになりましたが移植は上手くゆき

多くの臓器を移植されてたマシーナは長い年月検査なしで生きました。つまり完全な他人では難しいはずです。

◆なぜ08は祭典直前に殺されスワップされたのか

08はヘラの元夫ですがあまりマシーナに関心がありません。ヘラには異常に執着があります。

マシーナは08の子供なのでしょうか。 ヘラは天才的な頭脳を持っていますが幼少期の寂しさからか人に依存する傾向が物語の中でも見受けられます。08 テオ シエンとこころの拠り所を求めます。

また才色兼備なトップダンサーのである祖母血筋なため、近づく男性は後を絶ちません。心配性の08は気が気ではなかったでしょう。 

◆なぜカインはビルで爆破を待ったのか

カインはQ層ではAIの連携により強いエゴを維持できますが、R層へ行くためには無線は届かない為、有線でR層へエゴを移し、そこから電波で人格を義体に送る必要がありました。 

マンマビルに来た際はケーブルを付けず無線で人格や思考を送る必要があるためゲートのジャミンが強くなるとカインも影響を受けます。


◆なぜコウは外の世界に残ったのか

物語を通じて大きなテーマにアンドロイドと人間の壁があります。

カーラは完全に人間側 カインはAIやアンドロイド そしてその中間にテオがいます。

ヘラも人間でありながらマシンの体をもちAIの開発者、マシーナも自分がどこまで自分の体なのか疑問をもつ程人間だというアイデンティティはありません。

そしてその間で揺れ動くのはコウです。シエンという人間を育てながらも、シエンからも少し壁を感じるようにやはり壁があるのですがエゴを得てヘラにやさしくなり人間い近づきましたが最後にテオへの決断と銃撃もやむ無しという決断を見た時、テオが人間であればきっと病院へ運ばれたでしょう。

その根本の人間とアンドロイドの差というものを感じました。そこで完全に人間とは決別することを選びました。アンドロイドのテオ、そしてカイン 完全なるマシンのチームとして地下を目指します。

ですがマシーナには心を許しているようです。新しい時代の人間達とはうまくやれるかもしれません。

◆カーラがカインの部屋で出会ったコウに似た人物はは誰か

このタワーにはタワー建造時から先人の意思を技術を受け継いだ一族と、その系譜となる一族

そしてタワー自体に刻まれたプログラムがあります。コウはその一族の中の一人として外壁をまもってきましたが、他の世界に興味が出た様です

◆ドローンを破壊した天井裏のカラクリとは何か

カインが言う通りカインが制御できたのは日光の光の調節だけで日光の動きまではタワーの意思が管理しているため、仕組みもわかっていません。そしてカインが、ドローンを聖域である天井裏に大量にセットし、天井裏の空間や日光の仕組みを大きく阻害したためタワーの意思の怒りに触れた様です。

天井裏を昇って来た大きな壁は日光装置です。軌道をかえつつ隠されていたドローン達を破壊しました。ただカーラはその装置を危うく壊すところでしたが。

◆なぜカインはカーラという名前を知っていたのか。

全くの偶然ですがヘラのR層への脱出に気が付いたカインが検問警備していた二人の識別装置をコントロールし、ヘラを逃走アンドロイドと勘違いさせ攻撃させました。

ですがカインも未熟なため曖昧な表示になったようです。ただカインはアンドロイドだから撃ったという事実が欲しかったようですが、誰かが映像を変えた事で、カーラはアンドロイドに恨まれました。

それを見てカインはカーラに恩赦を与えました。 

◆なぜカインは後世のAIにも託していいと思ったのか

カインは劇場での人間とアンドロイドの交流を見た時にお互いがまだ必要な存在である事を感じました。

ただ人間と違い子孫を残すことが無いアンドロイドは子供に託すという概念が無かったのですが、解放したアンドロイド達や、なによりR層で、ある大きな事態が起きたことに気が付き後世に託そうと思ったのです。

◆なぜコウたちは地下を目指すのか

この世界は海に囲まれダムの様に山脈にかこまれています。もし山脈が決壊するとRの床から下は海底に沈む高さになっている為、人間はあまり住んでおらず、ロボットやアンドロイドが多く住んでいます。

また豊富な資源を採掘し上層に流す経済圏としてアンドロイドとロボット中心の世界が広がっています。そこで見つけられた遺跡やエネルギーの痕跡は非常に重要なため上層にも圧力にもなりますし、上層もそれに気が付き下層狙っています。

また嵐が弱まったことにより上層はエネルギー不足に悩み強烈な日光で環境が厳しくなっています。

カイン達は人間よりも先に下の層での遺跡の発掘を目指したいのです。


◆まだまだ語れない事実はあるのか

ありますが、改めて続編もしくはサイドストーリーとしてお伝えできたらと思います。

中途半端に謎は残っておりますが、次のネタという事で 本当にありがとうございました。

おしまい